2014-07-20 Sun
久しぶりに台湾のガイドブックを「あぁ、ここ行ったな~、これ食べたなぁ」などと思いながら見ていた時、ちょっと気になる名所がありました。
訪れてからしばらく経って、今日この記事を書いているので、ちょっと記憶が薄れつつありますが!
頑張って書きたいと思います。
訪れたのが5月初旬なので、今の時期に行かれるとかなり暑いかもしれませんが。。。
板南線の「府中」站から徒歩7,8分の所にあるのがこちら・・・・
◎林本源園邸宅
清代後期に大陸から台湾に渡り、塩と米作で巨大な富を築きあげた林家の邸宅で、
大陸から招いた名工が1853年から40年程の年月をかけて建造した庭園には楼閣、回廊、陸橋
などが巧みに配置され台湾きっての名園と評されている、のだそうです。
名園でありながらもありがたいことに、無料で参観できるのです!
約2万㎡の敷地は住宅部分と庭園で構成されていて、庭園の部分である約1万2600㎡を公開してます。
日本語のパンフレットも頂けたので、そちらを見ながら散策しました。
入ってすぐに広がるのがこの景色。
両脇にはクスノキが生い茂ってます。
以前に訪れた花蓮でのツアーガイドさんも仰っていましたが、
クスノキは昔、とても高価なもので、台湾は樟脳の輸出大国だったそうです。
林家は国から特許を受け、北台湾で樟脳の経営を一手に引き受けていたため、
林家の当時の社会的地位と経済的地位を象徴するかのように、
入り口に原料となるクスノキをずらりと植えている、とのことです。(ガイドブックより・・・)
●観稼堂
「農夫の作業を眺める建物」という意味を持つ建物で、米作を生業とした林家を象徴する建物だそうです。
現在は、中でお土産やアイスなどが売られてました。
●汲古書屋
林家の書物を保管していた場所で、扉が湿気対策の為に厳重に作られてるそうです。
中の壁もとても素敵でした。
●方鑑齋
客人との交流や読書に使用された池のほとりに立つ書斎。回廊によって囲まれていて
風雅な雰囲気漂います。
庭園内、とても広いことに驚かされ、あちらこちらに見どころがあります
長い回廊の壁の飾り窓がどれも素敵で、全て写真に撮りきれませんでしたが一部ご紹介します。
こちらは瓶で、平穏無事の象徴なのだそうです。
こちらの竹は青々としているので衣食満ち足りること、長寿も表してるのだそうです。
●横虹臥月
虹の形をした橋です。
庭園内、回廊はもちろんですが、細い階段や道があり、なんだか
冒険をしているような気分になります。
●孔雀小屋
クジャクの飼育や観察をするための場所だそうです。
●香玉簃
花を観賞するための場所だそうです。
ガジュマルの木が生い茂り、木陰ではスケッチを楽しむ方が沢山いらっしゃいました。
庭園内、建物もすばらしいですが、圧巻なのはこちらの池。
スケールがすごすぎます!!
写真の右に見える白い燈は敬字亭と言われるもので、
「林家は文章や書籍を重んじており、、字を書いただけの紙も勝手に捨てることは許されず、
きちんと集めて縁起の良い日にこの敬字亭で燃やし、感謝と尊敬の念を尽くした」 のだそうです!!
●月波水榭
小さな橋と外の道が連なって、横の人工の山の石段では月を眺めることができるのだそうです。
月の影が水に映るため、「月波水榭」という名前が付きました。
左上の隅には一歩一歩上っていくという意味の《拾級》という字が掲げられ、
林家の人々が常に上を目指して奮起して欲しいという願いが込められているのだそうです。
(ガイドブックより)
●定静堂
客人を招待して、盛大な宴を催した園内最大の建物だそうです。
客人の重要度によって、三層構造になってる門扉を開け放つ枚数が異なるのだそうです。
定静堂の前の左右の月門と呼ばれるもので、景色の中に景色がある構造も美しいです。
文才がないので、この名園の素晴らしさを上手く伝えられないのが残念なのです。。。
お天気が良く、もう少し涼しくなったらもう一度ゆっくり訪れたいと思います。
園内はとても綺麗に整備されていて、きっと訪れる時期によって、
植物や花も異なり、見える景色も異なってくるのではないかと思います。
■林本源園邸宅
新北市板橋區西門街9號
02-2965-3061
MRT板南線「府中」站より徒歩8分
9:00-17:00(入園は16:00まで)
休園日:2014: 1/30, 1/31, 1/6, 3/3, 4/7, 5/5, 7/7, 8/4, 9/1, 10/6, 11/3, 12/1。
(休園日は原則、毎月第一月曜日、その他選挙に休園期間あり。)
休園日や交通、地図のことなど詳細はHPをご覧くださいませ。
日本語の案内があります。
HPは:こちら
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